父が家のローン払えなくなった件
「家のローンのこり1000万が払えなくなった。今うちにはお金がない」
は?いやいや意味がわからない。
話をきいてみると、父は2年前に仕事でミスを犯しやめたらしい。その事実だけでも驚きなんだけど。
この2年の生活は貯金をきりくずしていたが、それももう底をつきたという。
もう一度言おう。は?
いや、意味がわからない点が多すぎる。
いや仕事をやめるのはまだいいとして、なぜお金が全部なくなってから言うんだろう。
お金が全部無くなる前に、なにかできたはずだ。
新しい仕事をさがしてみるとか、お金が用意できないことをある程度みこしておくとか、退職金はあるからそこから自己破産のお金をキープしておくとか、家族に相談してみるとかいろいろできたはずだ。
なにもしない、何も対策取らない。そんな親に心底あきれたし、腹がたった。
しかも途中でクルマを買い替えていたのには、はらわたが煮えくり返った。
だがもっと怒り、もとい不安が大きくなったのは借金がわたしたちに行くかもしれないという可能性がでたことだ。
保証人は母親になっていたが、彼女は6年前に死亡している。
だから子どものわたしと弟のところに自動的に相続されるらしい。
冗談じゃない。
相続放棄という借金も財産の権利も手放す方法があるみたいだが、手続きができるのは、死亡してから3ヶ月以内じゃないとできないらしい。
もう怒りを通り越して、真っ白になりそうだ。
弁護士に相談した。わたしたちの母親が保証人であったことを知らなかったことを家庭裁判所に伝えれば相続放棄できるかもとのこと。
だが、弁護士に相続放棄の手続をしてもらうのに費用がいる。
1人につき、7万円だと。
母さんの親族は、わたし、弟、ばあちゃん、叔父の4人だから…。
いや、もうこの際1000万のローンが7万×4人(28万)で済むのなら安いものだ。
父は自己破産手続きで、わたしたちは相続放棄の手続きか…気が重いがもうやるしかないな…。1000万とか払えないし、払わないで済む方法があるならもう血眼になってでもやってやる。
だが父よ、あんたのことは許せそうにない。
自分の生活も精一杯なのに、不安の要素を1つ増やしてくれたこと。
対策をとれるときがあったのに、なにも行動しなかったこと。
同情の余地は一切ない。親子の縁を切りたいくらい、二度と会いたくない。